補足事項
ファイナンシャルスキャニングにおいては、資金残高キャッシュフローおよび支出キャッシュフローの補足事項を引き継ぎます。
シミュレーションでは、物価上昇率、収入(給与収入または所得)のベースとなる上昇率、手元資金(資金残高)の運用利回りに独自の確率モデルを使用して、相関を設定の上で、モンテカルロシミュレーションを行います。
シミュレーションでは、将来に渡っての支出額、収入額のそれぞれの平均値が、基本的には資金残高キャッシュフロー、支出キャッシュフローで計算した金額と一致するようにシナリオ(サンプルパス)を選択しています。 ただし、さまざまな計算上の制約(例えば、住宅ローン返済額の金利感応度の非対称性など)によりこれらの平均値が資金残高キャッシュフロー、支出キャッシュフローで計算した金額と大きく異なる場合があります。
シミュレーションのシナリオ数(サンプルパス数)は10000個とします。
リスク調整後の資金残高とは、各年度の資金残高の分布において、95%確率で最も小さい金額を表わします。
変動を加える収入のベースとなる上昇率は、給与収入アプローチでは「収入ベース上昇率」、可処分所得アプローチでは「所得ベース上昇率」となります。